ウェルネスプランかこがわ(第2次健康増進計画・第2次食育推進計画)
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1 1 計画策定の背景 (1)健康増進に向けた国や県の動向 我が国では、平均寿命*が世界でも高い水準を示している一方で、急速な高齢化の進展やライフスタイルの変化によって、糖尿病や脂質異常症、がんなどの生活習慣病*が増加している状況にあります。 このような状況の中、国では平成12年(2000年)3月に壮年期*死亡の減少、健康寿命*の延伸及び生活の質の向上を実現することを目的とした第3次国民健康づくりとして、「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」を開始しました。そして、平成24年(2012年)7月に「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針(平成15年(2003年)厚生労働省告示第195号)」が改正され、平成25年度(2013年度)から平成34年度(2022年度)までの「21世紀における第2次国民健康づくり運動(健康日本21(第2次))」の内容が公表されました。 兵庫県では、平成23年(2011年)4月に「健康づくり推進条例」が施行され、平成24年(2012年)には「健康づくり推進プラン」、平成25年(2013年)には「健康づくり推進実施計画」が定められています。そして、平成29年(2017年)3月には、平成33年度(2021年度)までの5年間を計画期間とした「健康づくり推進プラン(第2次)」が策定され、健康づくりと疾病予防に重点を置いた取り組みが進められています。【兵庫県健康づくり推進プラン(第2次)の目標と基本方針】 県民一人ひとりが生涯にわたって健康で生き生きとした生活ができる社会の実現 (1)ライフステージ*に対応した取組の強化 (2)健康寿命*の延伸に向けた個人の主体的な取組の推進 (3)社会全体として健康づくりを支える体制の構築 (4)多様な地域特性に応じた支援の充実 【健康日本21(第2次)の基本的な方向】 ①健康寿命*の延伸と健康格差*の縮小 ②生活習慣病*の発症予防と重症化予防の徹底 ③社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上 ④健康を支え、守るための社会環境の整備 ⑤(①~④を実現するために)栄養・食生活、身体活動、休養・こころの健康、喫煙、飲酒及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善

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